2016年4月12日火曜日

「ちょっと待って」の使い方

今朝の台所での一幕。

わたしはお皿を洗う。
お義母さんは洗濯物を干す。
息子はお義母さんの横のベビーラックに座っている。
息子、お義母さんに抱っこをせがむ。

義母「洗濯物あと5つだからね。」
息子 泣く
義母「お母さんもがんばっているからね。」
息子 泣く
義母「ほら、終わった。よーく我慢したね!」
お義母さん、笑顔で息子を抱っこする。
息子満足そう。

わたし、なんだか腑に落ちない感情が湧く。

どうやら「我慢したね」って言葉に反応したみたい。
大人の都合で、待たせている。
我慢させる状況を好まないのは前提。
その上で、我慢の程度を評価するのはおかしいよな。

「よく我慢した」ではなくて
「待ってくれてありがとう」
「わたしも抱っこしたかったよ」がよかったんだよな。

もっとも、息子が泣いた時点で
わたしが手を止めて抱っこすればよかった。

自分のことを振り返ると
わたしは「ちょっと待って」と1日に何回か言っている。
「ちょっと」のはずが熱中してしまったりする。
その度に、いかんいかんと反省する。

息子にとって「ちょっと待って」が
「しばらく構ってもらえない」「ママには余裕がない」になったら怖い。

「あと3分で終わるよ」みたいに具体的に伝えるようにしたい。
声に出して、自分にもその約束を言い聞かせて。

お義母さんは、そのへんが上手。
今朝の「洗濯物5つ」のように。
(そのあとに「靴下3つ」が追加で出てきたりするけれど)

責任を持ってことばを口にしたい。

とにもかくにも、息子よ。
いつも待ってくれてありがとう。
大人に合わせてくれてありがとう。

きのう雪が降ったけれど、河原の桜はまだ残っていた。
息子、ベンチで寝た。
気持ちよかったね。

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