「いい子」「悪い子」って言わないで。
秋の出産後、退院して間もない頃だったかな。
息子が泣くと「悪い子」、機嫌がいいと「いい子」と言われていた。
これがすごく気になって「いいも悪いもないんですよ」と言った。
強い口調じゃなかったけれど、でも、繰り返し。
義母 「泣いているときは何と言ったらいいの?」
わたし「元気だねとか、泣きたいんだねとか、肺を鍛えているんだねとか」
義母 「じゃあ、静かなときは?」
わたし「静かだねとか、静寂を楽しんでいるねとか」
義母 「うーん…(失笑)」
ありのままでいい。
評価はいらない。
お義母さんは言葉遣いを気にするようになった。
当初は「何十年も使ってきた言葉遣いは治らない」とか
「脳みそがおかしくなりそう」とか言ってたけれど、
全くそんなことなかった。
もう「いい子」って言わなくなった。
去年の話。
日本語教師の同僚が「いい学生」と言うと、どうも気に障っていた。
それって、学習者が自分の思うように動いてくれるということ。
自分がコントロールしている。自分が上に立っている。
立場は逆であるべきなのに。
「いい子」も同じ。
そのまんまの息子が受け入れられているのも、
わたしの想いが伝わってるのもうれしい。
ああ、そうか。
息子にとってママにも「いい」「悪い」ってなくて、
自分のまんまでいいんだろうね。
どこか頑張ろうとしてしまうけれどさ。
0 件のコメント:
コメントを投稿